子育て中の方は非正規職員という働き方を!

介護職は正規職員として勤務する場合、一日8時間勤務が基本になります。また、休日出勤も求められることがあります。正規職員の場合、残業無しの職場は半分程度はあると介護業界では言われていますが、それでも正規職員の場合は1週間で5時間から10時間程度の残業をする人は少なくありません。こういった状況になると、子育てにあてる時間を確保できにくくなるので、小さな子どもを抱える介護士は、正社員よりも非正規職員として働くほうが、子育ての時間を増やすことができるでしょう。

非正規職員として働くときの主な雇用形態は、アルバイトやパートですが、その場合は労働時間や労働日数は雇用契約に従うことになります。そのため、介護事業者側との了解を得られれば、自分の希望に合った働き方を実現することができます。1日4時間だけとか、週3日だけの勤務というような条件で働くことも可能でしょう。さらに、土日祝は休みにしたいという希望を通すことも交渉次第ではできるかもしれません。非正規の介護士の場合は、残業が全くないという人が7割近くいるというデータもあるので、やはり正社員よりは子育てのための時間を確保しやすくなるようです。

ちなみに、アルバイトやパート以外の非正規社員だと、派遣という働き方もあります。派遣社員の場合も、アルバイトやパートと同じ有期雇用契約になりますが、雇用しているのは派遣会社になります。そのため、パートやアルバイトより時給が高かったり、福利厚生が充実していたりする場合があります。介護関連職種の有効求人倍率は高齢化のため非常に高く、派遣の仕事も見つけやすいといえるような状況です。